スーパーススクール カリキュラム 2010年

後藤繁雄(編集者/クリエイティブディレクター/京都造形芸術大学教授)

講義名「新ベーシック編集術」
講義日程
毎週水曜16:30-18:30 全13回
4/7・4/14・4/21・4/28・5/12・5/19・5/26・6/2・6/9・6/23・6/30・7/7・7/14
受講料:39,000円(3,000円×13回)

講義名「戦略的編集術」
毎週木曜 19:00-21:00全13回
4/8・4/15・4/22・5/6・5/13・5/20・5/27・6/3・6/10・6/24・7/1・7/8・7/15
受講料:39,000円(3,000円×13回)

メッセージ
僕は今回のスーパースクールでは、2つの講座を開校します。1つは「新ベーシック編集術」(毎週水曜日 全13回/定員30名)です。「編集」の中心分野は、もちろん雑誌や書籍などの「出版物」です。しかし、広告収益を軸につくられてきた「出版」は、景気の下落とwebの時代の波をかぶり、ますます危機的状況となるでしょう。しかし、「編集」そのものの技術は、力ある「文章」と「ヴィジュアル」をいかに「編む」かというスキルがますます必要とされます。「編集」とは、より効率よく、コミュニケートするための「術」なのです。この「新ベーシック編集術」は、「編集構造」にはじまり、「文章術」、「本や雑誌のつくり方」、「写真編集」、「web編集術」を伝えたいと考えています。また、皆で実際に、フリーペーパーづくりを行い発行をします。

もう一つの講座は、「戦略的編集術」(毎週木曜日 全13回/定員30名)です。「編集」は、「出版」を中心に発展してきましたが、今や、「出版」のノウハウだけにとどまりません。ショップづくり、コンテンツ開発、展覧会キュレイション、そして、どんな暮らしをつくるのか、にいたるまで有効な、必須のスキルになりつつあります。したがってこの「戦略的な編集術」は、「新ベーシックな編集術」とは異なり、「編集」という概念やノウハウの「拡張」「応用」「開発」のための講座です。「ビジネス」構築における「戦略的編集」や、「webにおけるストラテジー」、「コンテンポラリーアート」という新たな「価値形態」をいかに生み出させるか。そのような領域にまで内容はふみこんで語られます。せまい意味での出版人をつくるための編集講座ではなく、編集という戦略性をいかにして、さらに開発できるかという議論の場ともなります。

 

中島英樹(アートディレクター/グラフィックデザイナー)

講義名「ヒラメのグラフィックデザイン」
講義日程
毎週水曜 19:00-21:00全 21回
4/7・4/14・4/21・5/12・5/26・6/2・6/9・6/16・6/23・6/30・7/7・7/14・7/21・7/28・8/4・8/25・9/1・9/8 ・9/15・9/22・他
受講料:63,000円(3,000円×21回)

メッセージ
これまでトークショウやシンポジウムで、デザインについて単発的に話したことはありましたが、レクチャーという形式でデザインについて話をするのは、このスーパースクールがはじめてになります。今、時代は間違いなく転換期で、これから10年かけて、海の生物が陸へと住処を移動するような時期を迎えるわけです。 激しいストレスにより、違う住処を求めるのもいいけれど、ヒラメのように進化の居場所を陸に求めず、自身を環境に適応させ、サバイバルするための新しい「かたち」「仕組み」をつくる。日本は、明治維新、第二次世界大戦と、高度経済成長期も経験しましたが、それ以降の「仕組み」がありません。 変化は毎度毎度起こっているわけで、そこに震えていても絶滅種になってしまうだけ。あきらめと一緒です。やっぱりサバイバルが必要なのです。この講義は、過渡期においてのひとつの道筋みたいなものを、自分なりに徹底的に模索する、またとない機会にしたいと思います。

 

三原寛子(南風食堂)

講義名「料理と編集」
講義日程
毎週火曜 19:00-21:00全 12回
4/6・4/13・4/20・5/11・5/18・5/25・6/8・6/15・6/22・6/29・7/6・7/13
受講料:36,000円(3,000×12回)

メッセージ
この講義のテーマは「料理と編集」。おいしいものを食べることが好きな人は多くても、おいしいものを好きなことで表現している人は少ないのではないでしょうか。この講座では、レシピをつくるコツ、イベントで料理をつくる極意、料理を上手に撮影する方法、料理blogや料理本の作り方などのノウハウを紹介します。ケータリングの現場を実際に体験してもらったり、編集者やデザイナー、カメラマンなどのゲスト講師の飛び入り参加も。参加者のみなさまにもどんどん料理と編集の実践をしてもらいます。料理研究家志望の方から、日々の暮らしを「編集」という俯瞰の目でとらえ直してみたい方まで、是非、ご参加ください。

レジュメ
☆ おいしさの法則をつかまえる〜まずは自己紹介、心地よい暮らしの方程式を考える
☆ ケータリングのコツ〜フードパーティー、野外飯 みんなで食べるイベントの作り方
  実践編:みんなで1つのフードパーティーをつくってみましょう。
☆ メニューの展開例〜南風食堂のメニューの作り方を説明し、
  生徒さんにも実際にメニューアイデアをつくっていただき、それを全員で検証する
☆ からだと料理〜自分のからだを知ることが、自分にとってのおいしいを知ること
☆ 上手な写真の撮影方法〜料理でもモノでも、食べている人でも、風景でも、きちんと残すことが必要
☆ どんな表現方法があるのか〜blog、雑誌、本などで自分の暮らし、自分の好きなものを表現していく
  実践編:みんなで1冊の本をつくってみよう〜班に分かれて、編集会議を行い、あがったプランをそれぞれまとめ、
  アイデアプレゼンを行います。そして最後には1冊の本をみんなでつくりましょう。

*写真家、料理本(または雑誌)編集者などのゲスト講師もお招きします。
*実践的なワークショップにしたいので、上記のような内容にプラスして、
それぞれの方の希望する表現方法を模索していって、その種(たね)をどう育てていくのかを考え、
必要であればその分野に強いゲストを招いて、スキルアップを考えます。

 

 

 

服部滋樹(graf代表/デザイナー/クリエイティブディレクター)

講義タイトル「アイディアをかたちにするプロセス」

講義日程
毎週月曜 19:00-21:00(全12回)
4/12・4/26・5/10・5/24・5/31・6/14・6/28・7/12・7/19・8/2・8/23・9/6・・・・・・・・・・
受講料:36,000円(3,000×12回)

メッセージ
全12回の講義を、4回を1セットとし合計3セット行います。1セットごと、ひとつのキーワードをもとに、アイディアを出し、それを「かたち」にしていきます。アウトプットするジャンルは、建築、インテリア、プロダクト、グラフィック、ファッション等問いません。ご自身が得意とする、あるいは挑戦したいと思うジャンルで制作してください。 ものが生まれてから完成するまでのアイディアフローを通して、そのプロセスをどう構築していくかを模索していきます。
※プロダクト制作の際の材料費は、ご自身でご負担ください。

 

渋谷城太郎(ミュージアムデザイナー)

講義名「空間創造編集学」

毎週金曜 19:00-20:30全21回
4/ 9・4/16・4/23・5/7・5/14・5/21・5/28・6/4・6/11・6/18・6/25・7/2・7/9・7/16・7/23・8/6・8/27・9/3・9/10・9/17・9/24
受講料:63,000円(3,000円×21回)
   

メッセージ
ミュージアム/エクスポ/エキシビジョン/ショップ&ショールーム〜あらゆる空間はコトに満ちている。コトを「場」化する空間創造〜その実践的方法論をシェア。ゼミのコアモチーフは「空間」ですが、複合的な領域が融合した企画設計業務=プロジェクトデザインの観点から、普遍的なクリエイティビティの在り方を探求します。事業計画系・情報編集系・商品開発系・芸術学芸系・都市建築系への応用可能。

対象となる方
○職能的:いわゆるインテリアやディスプレイデザインという仕事にあって、クリエイティブワークをより進化発展または差別化させたい方。
○建築的:建築~環境~空間という領域を学びつつも方法論的な跳躍を志す方
○芸術的:ファインアートやメディアアートなどでいうインスタレーションを指向する方
○専門的:ミュージアムやエキシビジョン~情報環境の施設空間化に従事している(したい)方エキシビジョンやイベントのプランニング&キュレーションを志す方
○環境的:地域創造と環境文化の在り方を探求~都市計画にたずさわっている方
○販促的:ショールーム/ブランドショップ/ホテルなど~接客空間のマーケティングや、商業環境のマネジメントに関わっている方
○製造的:所属組織の戦略的マーケティング思考の無さに孤軍奮闘している方
○仮想的:リアルな空間計画をバーチャルデザインに活かしたいデジタルコンテンツ制作の方
○拡張的:例えば AR ~コンテンツの空間環境化がもたらす近未来を考察したい方

 

レジュメ:
前期 全21回 1900-2030

0409 01 ブランディング クリエイション ストラテジー 俗論
0416 02 演習 ドリル + インディビデュアル ブランディング
0423 03 同  プレゼンテーション
0507 04 創造の方法 7つのプロジェクトスケール 講義
      調査探査法 Fieldwork & report
0514 05 印象叙述法 Imaginary communication
      戦略構築法 Strategic scheme
0521 06 概念編集法 Concept editing
      企画発想法 Planning & literacy
0528 07 知覚設計法 Sensitive designing
      達共有法 Performing management
0604 08 演習 時季ディスプレイデザイン
0611 09 同  プレゼンテーション
0618 10 演習 地域レセプションデザイン
0625 11 同  プレゼンテーション
0702 12 ミュージアムデザイン 総論 講義
0709 13 ディスプレイデザイン 推論
0716 14 エキシビットデザイン 概論
0723 15 地域創造プロジェクト 試論
0806 16 空間系ブランディング 実論
0827 17 演習 感覚と空間展示計画
0903 18 同  プレゼンテーション
0910 19 演習 感情と空間展示計画
0917 20 同  プレゼンテーション
0924 21 総括 キーワード群 シェアリビュー※